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吉田 英俊; 清水 勝宏; 白井 浩; 飛田 健次; 草間 義紀; 久保 博孝; 小出 芳彦; 逆井 章; 福田 武司; 永島 圭介; et al.
15th European Conf. on Controlled Fusion and Plasma Heating, Vol. 12, Pt. 1, p.163 - 166, 1988/00
TiCコーティングMo壁からグラファイト壁(壁温200~300C)に変更後、JT-60は高プラズマ電流及び高密度に運転領域が拡大された。本論文はグラファイト後の中性粒子加熱時のエネルギー閉じ込め特性について論じたものである。主たる結論は1).エネルギー閉じ込めはプラズマ電流を高める事と加速電圧を高める事により改善される。2).低加速電圧(40KV以下)ではビーム成分の蓄積エネルギー低下のため閉じ込め時間が劣化すると共に密度依存性を示す、3).電子温度分布は加速電圧の影響を受け、低加速電圧ではConvection損失のためra/2領域の分布が平坦になるものとみられる、4).中性粒子入射時のPower deposition分布とは無関係に電子温度分布が不変(Profile eonsistency)なのは、密度の上昇と共に電子の熱伝導係数が改善されている可能性がある、等である。
草間 義紀; 根本 正博; 飛田 健次; 関 正美; 三枝 幹雄; 竹内 浩; JT-60チーム
15th European Conf. on Controlled Fusion and Plasma Heating, Vol. 12, Pt. 1, p.167 - 170, 1988/00
JT-60における高エネルギー及び低エネルギー中性粒子ビーム入射時の高エネルギーイオンテイルの形成とその振舞について研究された。高エネルギー入射(60~70KeV)においては、ビームイオンのエネルギー損失時間の測定及び中性粒子スペクトルとフォッカー・プランクコードを用いた数値計算との比較から、高エネルギー粒子の振舞は古典的クーロン衝突で良く説明できることが明らかとなった。一方、低エネルギー入射(32~40KeV)の場合には、プラズマと外側リミターとの距離を大きく取った時、イオンサイクロトロン波が励起され、それに伴い、ビームイオンが90KeVまで加速された。フォッカー・プランクコードを用いた解析によれば、プラズマ周辺部で速度空間内に強い非等方性が生じることが予測され、この非等方性によりイオンサイクロトロン波を励起し、ビームイオンを加速したものと考えられる。